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14.トラブル対策9
R面取りの危険性


16.トラブル対策11
ねじ類の発注ミスが多い訳(品番問題)


15.トラブル対策10 全周破断

クリンチング・ファスナーを圧入したら、 下図のような 全周破断ぜんしゅうはだん が発生したという報告が来る事があります。

右側は、外れたクリンチング・ファスナーで本来付いているはずのローレット(回転留め)の ギザギザが、全周に渡って取れています。 左は、これが外れた板側の画像です。 この裏側には、リング状に、ローレットが付いたままになっています。

この原因は、圧入時に何らかの破片がクリンチング・ファスナーの頭に付着し、 そのまま圧入を行った事によるものです。

クリンチング・ファスナー品質の問題であると数年間言われて来ましたが、 ある時、顧客からクレーム品を回収した時に、 クリンチング・ファスナーの頭に金属破片が食い込んでいるのが発見され、 長年、疑問であった不具合要因が解明されたという経緯があります。

圧入技術と言うよりは、掃除、清掃の問題であり、 何故、金属破片が加圧部周辺に存在したのか?という事の方が問題です。



世界の労働災害と労働基準監督官

最近の板金工場は、美観を意識した工場と、 そうではない工場に2分化して来ています。  どちらが好ましいのかと言う事を論ずる必要は無く、 美しい工場の方が好ましいに決まっています。 

しかし、日本の工場は、世界の工場と比較して果たして 労働環境面で優れているのでしょうか?  発展途上のアジア圏の工場は、これから良くなるので問題ありません。  問題は、欧米先進国と日本の労働環境の比較です。

ここで、筆者は意外なデータを皆さんに提示したく思います。  世界で一番、労働災害(業務上死亡災害)の少ない国は、何処の国だと思いますか?  それは日本でしょうか? 日本ならば良いのですが、そうではありません。  日本はドイツと並んで同率 6位 なのです。

世界一はイギリス。スウェーデン、フィンランドと続きます。  “ ちょっと待てよ! ” と筆者は思います。  日本は、世界一の “ ものづくり大国 ” でなければいけないのです。  筆者に言わせれば “ ものづくり ” は日本人の祖先が 勾玉まがたま を作っていた頃からの伝統。  日本の将来の明暗も、日本の “ ものづくり ”が、どう発展するのかに大きく左右されます。

これは中国の例です

しかし、何かを上手に作る 前に、 しっかりとやらねばならない事があります。  それは、労働環境の充実です。  そして労働環境の中で一番大切な事が、業務上死亡災害の低減です。 “ ものづくり ” とは究極の利他主義です。  金儲けの道具だと思っている人も多いですが、これは大間違いです。  日本人にはこの事が理解できる人が多いので、 世界一の “ ものづくり ” 大国となる資格があるのです。  従って、人の命を犠牲にした “ ものづくり ” などゲスの極み。  この考えに異を唱える人は、おられないと思います。

業務上死亡災害が世界1の低水準でなければ、 仮に何かを作る事で世界1であったとしても、 自慢など出来ないと筆者は思うのです。 

しかし、イギリスは流石です。 伊達に産業革命を起こした国では無いですね。  内容を調べて解った事は、実は、労働災害全体(怪我)は日本と変わらないのですが、 大きな事故は発生しないように、国民全体が一致団結した成果なのだそうです。

ここでも筆者は “ ちょっと待てよ! ” と考えてしまいます。  『 国民全体が一致団結 』って、これ、日本のお家芸みたいなものではありませんか?
筆者には、日本人はサボっている としか思えません。

もしも、日本がイギリスのように一致団結すれば、 もっときちんと一致団結出来るに決まっているわけで、 イギリスに負けるはずがありません。( Her Majesty the Queen. I'm sorry ! )

日本の団結力を持ってすれば、日本は、世界で初めての10万人当たり1人以下に、きっと出来ます。

ところで、日本は、労働基準監督署 というのがあって、 労働災害を取り締まっていますね。  でも、そこに勤務している労働基準監督官ってのは、 問題があれば厳しく問題を追及するだけの面倒な存在だと思っている人が 日本人には多い。  きっと、彼らを煙たがるようなモラルなので、 一致団結も図れないのではないでしょうか?

実は、筆者は労働基準監督官に、何人もの知り合いがいます。  彼らの本当の姿を御存知の方は、少ないと思いますが、 彼らは、皆さんを取り締まる人達ではなく、 純粋に労働災害を減らすために、 日夜努力されていて、災害を減らそうと努力する人達にとっては、 心強い味方 です。

日本の労働者および経営者の皆さまには、 こういった事実を重く受け止めて頂きたく存じ上げます。

クリンチング・ファスナー普及委員会   CF普及委員会にMailを送る