スタッド溶接;アース問題の解決方法


運営;クリンチングファスナー普及委員会
スポンサー;株式会社ユーロテック
溶接姿勢 表面処理鋼板溶接

スタッド溶接;アース問題の解決方法

PH-9 SRM12+G は、 磁界じかい リング(SRM)式スタッド溶接 が行えるだけでなく、 アース機能をも搭載した画期的なスタッド溶接ガンです。  スタッド溶接用ガンは、これまでも様々な能力やサイズのものが 発売されてきていましたが、これは別格です。  金属製品の、どんな場所にでもスタッド溶接を行おうとすると、 アース・クランプが出来ない形状が存在しました。  これによって溶接面が狭い場合、溶接面に 起伏きふく がある場合であっても、 アース・クランプを行わずにスタッド溶接を行う事ができます。 
磁界じかい リング(SRM)式スタッド 溶接工法ようせつこうほう によって、 磁気吹きじきぶき が発生しなくなっても、 アースが出来ないというのでは、片手落ちの感も否めませんが、 このガンと併用する事により、本当に、何処にでもスタッド溶接が可能となりました。
アーク溶接では、溶接中のワークと人体が接触してもゴムの靴と溶接手袋によって通電が遮断されます。  これはスタッド溶接でも同じです。 PH-9 SRM12+G はセイフティー・ボタンがあり両手操作となっていて 3つ目の感電予防策となっています。 

磁界じかい リング(SRM)式スタッド 溶接工法ようせつこうほう
    ① 磁気吹きじきぶき が発生しない
    ② どんな 溶接姿勢ようせつしせい でも溶接できる
      という事に加え、
    ③ どんな製品に対してもアースが可能
という3つの大きなアドバンテージにより、 どんな金属製品にもスタッド溶接が可能となるのです。

スタッド溶接工法ようせつこうほう比較

磁界じかい リング式(SRM)スタッド溶接 と、これまでの スタッド 溶接工法ようせつこうほう との違いを、 下記に説明します。

① アークスタッド溶接工法ようせつこうほう


アークスタッド 溶接工法ようせつこうほう は、M6~25のスタッドを0.01~1.0秒で溶接するスタッド溶接方式で、 主に建設業界で使用されています。 鉄筋のパイルスタッド工法などで使用されています。  アークスタッド溶接を行う場合、通常はセラミック製のフェルールを使用して 溶融池ようゆうち (溶融プール)ができます。 アークスタッド溶接では、フェルールを使用するため、外気から遮断した状態で溶接を行うので、 安定した深いナゲット ( 接合部せつごうぶ ) の生成が可能となります。  薄板板金うすいたばんきん の世界では用いられない技術ですが、建設業界での 施工数せこうすう が多く、本来、スタッド溶接と言えばコレです。

② ショートサイクル溶接工法ようせつこうほう

ショートサイクル 溶接工法ようせつこうほう は、0.01秒台で溶接を行うスタッド溶接の方式で、 板厚の6~8倍程度の径のスタッドの接合ができると言われています。  大きなナゲットを生成することができ、溶融深さが深いためCDスタッド 工法こうほう よりも強度が高くなります。  しかし、熱量が大きいため、 薄板板金うすいたばんきん の場合には裏面に焼け はん が残ります。 表面処理鋼板ひょうめんしょりこうはん でも使える工法だと言われています。 板金屋さんでも用いられる事があります。

③ CDスタッド溶接工法ようせつこうほう

CDスタッド 溶接工法ようせつこうほう は、0.001~0.003秒の短時間にて溶接処理を行う方式で、 薄板であっても母材の裏面に 溶接痕ようせつこん を残しません。 超短時間での溶接であるため、接合部には薄いナゲットが生成されます。  表面処理鋼板ひょうめんしょりこうはん には使えない 工法こうほう です。 スタッドのサイズはM3からM10まで適用可能です。  板金屋さんが、もっぱら板厚1mmの 鋼板こうはん に「ねじ」を溶接しているのは、この工法です。

そして、 磁界じかい リング式(SRM)スタッド 溶接工法ようせつこうほう

磁界じかい リング式(SRM)スタッド溶接は、これまでの工法の、どれにも属しません。  溶接時間が、0.1秒~0.5秒と長いにも関わらず、溶け込みはCDスタッド溶接工法と同等の薄さになります。  表面処理鋼板ひょうめんしょりこうはん にも対応できます。(要相談) 上記3つの工法では、 磁気吹きじきぶき が発生しますが、 磁界じかい リング式(SRM)スタッド溶接では 磁気吹きじきぶき が発生しません。  ㈱ユーロテックのみが販売権を有する、新しいスタッド溶接技術です。

溶接姿勢 表面処理鋼板溶接